コロナ患者を運ぶタクシー運転手 風評不安、家族と離れ

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小林圭
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 新型コロナウイルスの感染急拡大に対応するため、名古屋市は感染者の入院や転院に昨年12月16日から民間の介護タクシーを導入した。「誰かがやらないかん」と担う運転手たちだが、風評被害への不安から家族と離れ、アパートを借りて共同生活を送る。

 同県瀬戸市のアパート一室。2DKの部屋で2人の運転手が暮らす。そのうちの一人、介護タクシー業を営む迫田塁さん(43)=同県春日井市=は家に妻(35)、長男(6)、長女(1)を残してきた。

 12月の夜、アパートで待機中の迫田さんのスマートフォンが鳴った。名古屋市担当者から「感染者を搬送してほしい」との依頼だ。

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 感染者の自宅住所と搬送先の…

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