石川佳純、涙の女王返り咲き フルゲーム制し5年ぶり

有料記事

吉永岳央
[PR]

 卓球の全日本選手権最終日は17日、大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で男女シングルスの準決勝と決勝があり、東京五輪代表内定選手同士の対戦となった女子は、昨年準優勝の石川佳純(全農)がフルゲームの末、伊藤美誠(スターツ)を下し、5年ぶり5度目の優勝を果たした。伊藤は2年ぶり3度目の日本一に届かなかった。男子は及川瑞基(木下グループ)が森薗政崇(ボブソン)を破り、初優勝した。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため今大会は無観客で開催され、選手同士の密接を避けるためダブルスは実施されなかった。途中で出場を取りやめた選手を含め、棄権は52人にのぼった。

返り咲いた石川 コロナ禍で見つめ直したマインド

 長い沈黙が、石川佳純(全農)の胸の内を物語っていた。優勝インタビュー。5年ぶりに女王に返り咲いた感想を問われたが、涙で言葉が出てこない。20秒後、絞り出すように言った。「たくさんの人に感謝したいです」

ここから続き

 2016年のリオデジャネイ…

この記事は有料記事です。残り908文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら