「敗者になるな」ラグビー明大監督が最後伝えた言葉  

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野村周平
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 「八幡山ロックダウン」。新型コロナウイルス感染防止のため、明治大ラグビー部が打ち出した対策は1月3日に終わった。

 部員96人は練習を本格再開した昨夏から約半年間、全員が住む寮や練習場がある東京・八幡山周辺から「原則外出しない」というルールを守り切った。田中澄憲監督は「学生に我慢を強いた。よく感染者を出さず、重圧と戦いながら頑張ってくれた」と感謝した。

 でも、我慢ばかりではなかった。

 部員は寮で料理をして、ゲームをして、たくさんの試合映像を見た。例年なら仲のいい者同士で飲みに行っていた試合後も、部屋で語り合った。主務の松下忠樹は言う。

 「例年より対話は多かったと思う。自主性が育まれたし、自分たちがなぜラグビーをやっているのかを考えられた」

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 2日の準決勝、天理大戦。終…

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