1年ぶりの国際大会 柔道・日本が学んだのは実戦勘と…

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波戸健一
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 柔道の日本選手が約1年ぶりに国際大会に参加した。ドーハで11~13日に開かれたマスターズ大会に、東京オリンピック代表に内定している5選手を含む9選手が出場。久しぶりの実戦の場に臨んだ。

オリンピック代表、男女で明暗

 マスターズは世界ランクの上位者が争う、五輪と世界選手権に次ぐ格付けの大会だ。国内の感染拡大で、全日本柔道連盟全柔連)は派遣見送りを検討したが、五輪に向けて試合勘を取り戻し、海外選手の戦術や力強さを経験するには出場が必要と判断。派遣に踏み切った。

 大会は、男女で明暗が分かれた。男子の井上康生監督は16日、開口一番「非常に厳しい結果」と総括した。男子100キロ超級で五輪内定の原沢久喜百五銀行)は、前回のこの大会以来1年1カ月ぶりの実戦で、初戦の2回戦で敗退。重傷ではないとみられるが、試合中に脇腹を負傷する痛手も負った。

 「練習と試合の違いを改めて感じた」と原沢。五輪2連覇中のリネール(仏)ら五輪のライバルと1試合でも多く組み合いたかったが、畳に上がった時間は約1分だった。井上監督は「より実戦が必要だ」と厳しい。90キロ級の向翔一郎(ALSOK)も2回戦敗退と振るわなかった。

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