複数人分を一緒にPCR検査「プール方式」 政府容認へ

石川春菜
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 田村憲久厚生労働相は14日、高齢者施設などでの新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、複数の人の検体を混ぜてPCR検査をする「プール方式」を政府として容認する考えをBSフジの番組で明らかにした。月内にも国が費用負担する行政検査として認める方向だ。

 プール方式では、複数人の検体を混ぜた検体が陰性ならば、全員を陰性と判断することができる。高齢者施設の職員など、感染の可能性が比較的低い集団の検査が効率よくできるとされる。政府はこれまで検査の精度が確認されていないことなどを理由に認めておらず、東京都世田谷区など複数の自治体から行政検査として認めるよう求める声が出ていた。田村厚労相は番組で、プール方式について「検討が最終段階に来ている。効率よく、なるべく多く検査をしていきたい」と語った。(石川春菜)

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