昨年末から続く寒波で電力需給が逼迫(ひっぱく)し、電力会社間で電気を取引する卸電力市場のスポット価格が急騰している。昨冬の最高値の10倍以上になっており、市場価格と連動する料金プランを契約している利用者は、電気代が跳ね上がるおそれが出ている。
翌日分の電気を売買する日本卸電力取引所(JEPX)では13日、東日本でスポット価格が一時、1キロワット時あたり251円に高騰。2005年の取引開始以来の最高価格を8日連続で更新した。
全国的な価格指標も4日連続で100円を超え、12日には154・57円と過去最高を更新。毎年、需要が増える真夏や真冬は高くなるが、昨冬の最高値は10・2円だった。それを10倍以上も上回っており、JEPXの担当者は「異常事態だ」と話す。
市場連動型契約は最大80万件超
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2016年の電力小売りの全…
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