スマホ新料金、実質3社横並びに 水準は現状の6割減

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豊岡亮 井上亮
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 KDDI(au)は13日、データ容量20ギガバイト(GB)で月2480円(税抜き)の料金プラン「povo(ポヴォ)」を3月から始めると発表した。NTTドコモとソフトバンクが昨年12月に公表したプランより500円安く設定。ただ、ポヴォには通話定額が含まれず、これを追加すると3社の新料金プランは実質的に横並びとなる。

 KDDIが新たなプランを発表したことで、昨年9月に発足した菅義偉政権が求めてきた携帯料金の引き下げに対する大手3社の対応策が出そろった。

 ポヴォは、主力の「au」から提供する。auと同じ通信回線を使い、現行の4Gに加えて、夏には高速の5Gも使えるようにする。手続きは競合2社の新プランと同じく、オンライン専用にすることでコストを削減した。

 「トッピング」と呼ぶ追加サービスとして、1回5分以内の無料通話し放題(月500円)や、データ通信の24時間使い放題(1回200円)も用意した。

 通話定額機能を含めれば実質3社横並びとなるが、KDDIの高橋誠社長は「2480円という最安値をつけ、アイデアを注入できるプランに仕立てた」とし、「しっかりと戦っていく体制をまず作り上げた」と強調。

 また、既存のデータ容量無制限の大容量プランでは、3月から現行の「4G」と高速移動通信方式「5G」を一本化。最大2070円値下げして月6580円とする。

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