燃える商店街の再現「市民感情が…」 いま傷は癒えたか

有料記事阪神・淡路大震災

聞き手・瀬戸口和秀 新垣卓也
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 阪神・淡路大震災からきょうで26年。この間、再生していく神戸の街を舞台にした映画が数多く撮られてきた。震災をテーマにした映画を手がけた監督、ロケを支援するスタッフ、ロケ地となった地域で暮らす人に「神戸と映画」について語ってもらった。

映画監督 いまおかしんじさん

1965年、大阪府堺市生まれ。95年に「彗星(すいせい)まち」で監督としてデビュー。最近作は「こえをきかせて」(2019年公開)。

 阪神・淡路大震災を舞台にした映画「れいこいるか」の監督を務めました。実家は大阪・堺市ですが、震災当時は東京にいて、テレビですごい状況を見て、「え、地震?こんなにでかい?」と驚きました。

 社会的なものを取り込んだ映画を作ろうと、震災1年後に三宮や長田を歩き、震災で子を亡くした夫婦を描いた脚本を書いたんですが、映画化はできませんでした。

「部外者」が映画を撮ってもいいのか―。いまおかしんじさんは、自問しました。震災の年に監督デビューしてからの自身の境遇も振り返りながら、映画「れいこいるか」に込めた思いを語ります。

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