序二段力士「コロナ怖い」SNSで引退表明 初場所前日

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 緊急事態宣言下の10日、初日を迎えた大相撲初場所(東京・国技館)を前に、佐渡ケ嶽部屋に所属する序二段力士が新型コロナウイルスが「怖い」という理由で引退したことをツイッターで発信した。日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が10日、「もう引退して、断髪式もしていると聞いた」と事実関係を認めた。

 この力士は9日、ツイッターに「今日を持って引退することになりました。このコロナの中、両国まで行き相撲を取るのはさすがに怖いので休場したいと佐渡ケ嶽親方に伝え協会に連絡してもらった結果協会からコロナが怖いで休場は無理だと言われたらしく出るか辞めるかの選択肢しか無く自分の体が大事なので(原文まま)」と投稿した。

 芝田山広報部長は10日、代表取材に対し、「会社にもコロナが怖いから出社したくないって言う人もいるだろう。そういう者の一人。それをみんなが言っていたら仕事にならない。そのために協会は安全対策を取ってきた。それに対応ができないなら本人が出処進退を考えるしかないということ。一丸となる中、それは違うと思う。組織が成り立たない」「自分はそこまで(この件を詳しく)聞いていないから、部屋の師匠との話とは思うけど、理屈が通らないでしょ、コロナが怖いから休場させて、では」などと話した。

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 相撲協会では今場所の直前…

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