政府による緊急事態宣言の発出は、対象となった首都圏4都県の知事の求めに押しきられる形となった。ただ、要請を主導した小池百合子・東京都知事も冬の「第3波」以降、対策が後手に回る場面が目立った。特に二転三転したのが、政府の分科会が「急所」と指摘した飲食店への対応だ。
「重症者を出さないことが一番大事。それをベースに判断する」
昨年11月19日の会見。小池知事は、飲食店に営業時間の短縮を要請するかどうかを問われると、そう述べて慎重な姿勢を見せた。
「トラベル停止が先だ」都の理屈
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11月に入ると都内の感染者…
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