ステーキのち急ブレーキ コロナ対応、政権と世論のズレ

有料記事

相原亮 軽部理人
[PR]

 昨春以来となる2度目の緊急事態宣言が出された。経済への影響を懸念していた菅義偉首相だが、新型コロナウイルスの感染状況が悪化の一途をたどり、宣言に追い込まれた。後手に回った対応に政権や自治体の「身内」からも批判が漏れる。

 「感染の波は想像を超え厳しいものになっている。もう一度、皆さんに制約のある生活をお願いせざるを得ない」。菅首相は7日夜の記者会見で、険しい表情で語った。「感染拡大防止と経済の両立」を掲げ、経済に打撃を与える宣言に否定的だった菅政権のコロナ対応は、抜本的な修正を迫られることになった。

 なぜ感染拡大を抑え込めなかったのか。

 首相は年明け以降も「感染拡大の背景は気温の低下の影響に加え、飲食の場面が主な要因」などと説明していた。

ここから続き

 だが、与党内にも経済政策の…

この記事は有料記事です。残り1356文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]