耳の痛いことも正確に…国と橋渡し、議員像を模索の日々

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藤田直央
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 国会議員が有権者に向き合う場には政治の今が詰まっている。衆院選も近づく地元を訪ね歩いた。

 「農業のことじゃないけど……」。昨年11月中旬の土曜、香川県三豊市の公民館。自民党衆院議員の大野敬太郎(52)と農業関係者の意見交換の場で、年配者に交じって若い男性が手を挙げた。

 「コロナと経済の両立と政府は言うけど、それだとこの状態がだらだら続く。コロナを収束させてからの経済じゃないですか」

 大野は「めちゃめちゃいい質問です。今日(各地で)ずっと言ってきました」と丁寧に反論した。

 「生々しい話ですが、失業率が上がると自殺者が増えます。コロナで亡くなる人よりずっと多い。政治家として経済を止めることはなかなかできません」

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 香川県の感染者はかなり少な…

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