モミジの赤、食べて飲んで実感 日本らしさ海外でも関心
戸村登
岐阜県多治見市にモミジを食品に加工する会社がある。広さ約5ヘクタールの畑で、3千本以上のイロハモミジを栽培しており、収穫した葉はお茶やサイダーなどに加工し国内外に販売。起業した社長は「モミジは日本を象徴する植物。季節にとらわれず、モミジの食文化を広げていきたい」と意気込んでいる。
この会社は2011年創立の「もみじかえで研究所」(同市廿原町)。本間篤史社長(38)=愛知県春日井市=が起業した。
進学した大学や大学院で機能性食品を探す研究をしていた。研究室の入り口に生えていたモミジを興味本位に調べてみると、ポリフェノールが多く含まれているとわかった。指導教授に起業を勧められた。
大学院修了後、東京の企業に就職。会社勤めをしながら、モミジを栽培できる農地や、起業する拠点を探した。
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多治見市で起業したのは、モ…
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