コロナ・ワクチン・いつも通り携帯料金も 首相会見要旨

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 菅義偉首相の4日の記者会見の主な内容は、次の通り。

冒頭発言

 例年は伊勢神宮へ参拝後、年頭の記者会見を行ってきたが、今年は新型コロナウイルスの状況を踏まえ、参拝を延期し、官邸で会見を行うことになった。

 新型コロナの経路不明の感染原因の多くは、飲食によるものと専門家が指摘しており、飲食でのリスクを抑えることが重要だ。1都3県について改めて(営業)時間短縮の20時までの前倒しを要請する。国として緊急事態宣言の検討に入る。内容を早急に詰め、給付金と罰則をセットにして、より実効的な対策をとるために特措法を通常国会に提出する。

 ウイルスの変異種については外国人の新規入国を原則拒否し、入国規制を強化。ビジネストラック(ビジネス関係者の往来)も相手国で変異種が発見された際は即時停止とする。

 国として看護師などの確保、財政支援を徹底し、各自治体と一体となって病床確保を進める。必要ならば自衛隊投入も躊躇(ちゅうちょ)しない。

 ワクチンは当初2月中だった治験データが今月中にまとまる予定だ。2月下旬までには、接種開始できるように準備を進める。医療従事者、高齢者などから順次開始したい。

 携帯電話料金は本格的な競争に向けて大きな節目を迎えた。また5年間で15兆円規模の国土強靱(きょうじん)化にも取り組む。9月にはデジタル庁をスタートさせ、いよいよ改革を本格化させる。不妊治療の保険適用を来年4月から開始する。さらに今後4年間で14万人分の保育の受け皿も整備し、待機児童の最終的な解決を図る。

 バイデン次期大統領の就任後、できる限り早く会って日米同盟の絆をより強固なものにする。東京五輪パラリンピックは人類が新型コロナに打ち勝った証しとして、また東日本大震災からの復興を世界に発信する機会としたい。国民のために働く内閣として、今年も全力で取り組んでいく。

質疑応答

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 【緊急事態宣言、Go To…

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