3分19秒差は戦後最大の逆転 箱根V呼ぶ駒大監督の喝

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辻隆徳
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 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走大会は3日、復路の5区間109・6キロがあり、駒大が10時間56分4秒で13年ぶり7度目の優勝を飾り、昨秋の全日本大学駅伝との2冠を達成した。

 9区終了時点でトップの創価大とは3分19秒差。戦後、10区でこの差を逆転した例はない。逆転は絶望的に見えても、駒大の大八木弘明監督は10区を任せた石川拓慎(3年)を鼓舞し続けた。

 「いいぞ、おまえ! 本当にいいぞ! いいか、ここだ、ここからだ!」

 最終10区の20キロ過ぎ。運営管理車から大八木監督がさらに活を入れる。石川は「力になるのはもちろん、スイッチをオンにしてくれた」と、スピードをさらに上げた。そして20・9キロ付近、先頭の小野寺勇樹(同)をこの日初めてとらえ、一気に抜き去った。

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 終盤の苦しい、肝心な場面で…

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