「新しいなおみも古いなおみもいない」優勝後の一問一答

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構成・遠田寛生
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 テニスの全米オープン女子シングルス決勝で、大坂なおみ日清食品)が、ビクトリア・アザレンカベラルーシ)に1―6、6―3、6―3で逆転勝ちし、2年ぶり2度目の優勝を果たした。大坂は19年の全豪オープンをあわせて4大大会通算3勝目。優勝後の記者会見での主な一問一答は次の通り。

 ――2週間のプレーを終えて。

 「苦しい時間はあった。こうやってバブル(隔離された環境)の中にいると、色々と考えすぎてしまうこともある。乗り越えられたのは、自粛期間中にこの大会で勝てるよう準備してきた。すごく努力したから、優勝できる機会を得たかった。それに多くの人に、一人でも多くの(犠牲者の)名前を見てほしかった」

 ――3セットマッチの中で、どれぐらいの順位に入る勝利か。

 「全て覚えていないけど、今回は4大大会の決勝だから精神的にとても難しかった。第3セットでサービスゲームを取られたとき、すごく緊張していたのは伝わったと思う。乗り切れてうれしい」

 ――優勝後、コートで寝そべったとき何を考えたか。

 「多くの素晴らしい選手たちが崩れ落ちて空を見上げていたのを見てきたから、どんな景色なのかを自分も見てみたかった。とても素晴らしい瞬間だったし、本当にやってよかったと思う」

 ――3度目の4大大会優勝。どう感じているか。

 「今までと違う感じがする。バブルの中での大会だし、自分がコントロールできることだけに集中した」

 ――表彰式でマスクを着けようと考えたのか。

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 「表彰式でマスクをつけよう…

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