ジャカルタ支局が今年、20年ぶりに別のビルに移った。古株の現地スタッフからこう誘われた。「伝統料理のトゥンペンで祝いませんか?」
段ボール箱が残る職場に届いた料理。ひときわ目立つのが、高さ20センチほどの円錐(えんすい)状に盛られた黄色いご飯だ。同僚に促されるままに私が代表して山の頂上からスプーンですくうと、別の同僚が「それはご法度では」と苦笑いした。
え? 食の歴史研究者のファドリィ・ラフマンさんに聞いてみた。
ここから続き
8世紀ごろからジャワ島に伝…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら