3カ月入金なしのケースも 持続化給付金、3割支給遅れ

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新宅あゆみ 内藤尚志
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 国が中小企業を支援する持続化給付金で、支給の遅れがいまも相次いでいる。申請から支給まで「2週間」が目安だが、これまでの累計では3割がそれよりかかっている。3カ月以上たっても入金されていない人もいて、資金が必要な年末までに受け取れない人も出ている。

 経済産業省によると、5月の開始時から今月21日までに約410万件の申請があり、約395万件(約5・2兆円)に支給した。14日までの支給分のうち、申請後2週間以内に出せたのは約68%だった。9月の1カ月間に受け付けたものでみると、2週間以内に出せたのは約61%にとどまる。

 経済産業省は、申請書類に不備があるケースが多いなどとして、「作業に特段の遅れは出ていない」と主張している。だが、書類の不備があった件数などの実態は詳しく調べていない。

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 給付金は開始の直後から支給…

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