「いらないよ」 世界選手権へ、羽生が鍵山を諭した言葉

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 日本スケート連盟は27日、来年3月にストックホルムで開催予定の世界選手権の代表を発表した。男子は羽生結弦宇野昌磨鍵山優真、女子は紀平梨花坂本花織宮原知子が選ばれた。ペアは三浦璃来木原龍一組、アイスダンスは小松原美里、コレト・ティム組。

 「自分の気持ちにうそをつかないこと」

 フィギュアスケートの全日本選手権の男子で5度目の優勝を決め、世界選手権(3月、ストックホルム)の代表に選ばれた羽生結弦(ANA)が27日、代表決定の記者会見で、初出場を決めた17歳の鍵山優真(星槎国際高横浜)にこんなエールを送った。

 記者会見の冒頭だった。鍵山は「正直、今のところ、すごく不安でしかなくて。日本代表として足を引っ張らないようしたい」と初々しく語った。その後の記者との質疑で「初出場の鍵山選手にアドバイスを送るとしたら」と問われた羽生は、こう答えた。

 「すごいなんか、自分の気持ちにうそをつこうとしてたんで。『そういうことはいらないよ』って。僕は、やっぱり彼の強さは、その負けん気の強さだったり、向上心だったり、勢いだと思っているんで。もちろん、それだけでは勝てないかもしれないけど、だけど、そこが今の一番の武器なので。そこは大事に、大事に(してほしい)」

 羽生自身は17歳で初出場した2012年の世界選手権(フランス・ニース)で、3位に入った。

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