小難しいSDGs、若者へ翻訳できたら 長谷川ミラさん

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 自分でアパレルブランドも手がけるモデルの長谷川ミラさん(23)は、イギリス留学をきっかけにSDGsについてYouTubeやSNSで発信するようになりました。きっかけや、どんな思いで取り組んでいるのか聞きました。

はせがわ・みら

1997年生まれ。父は南アフリカ、母は日本出身。モデルの活動と並行して、2017年にジェンダーフリーのブランド「JAMESIE」を立ち上げる。企業とコラボして、自ら企画してSDGsを取材した番組をYouTubeで配信している。

 ――SDGsを意識するようになったのはいつからですか。

 イギリスの大学に留学していた時、スーパーではプラスチック袋が1枚20円、水は1本400円で売られていました。学生にとっては高額です。いつの間にか、周りを見習ってエコバッグを持ち、マイボトルを持つようになりました。

 SDGsとはこんなものです、と学んだわけではなく、日常の生活からたどりつきました。周りの意識が高かったのではなく、私の意識が低かったのだと思います。

 講義を通じて社会問題について調べる中で、Tシャツを1枚作るのに水を3千リットルも使うことを知りました。すでに性別にこだわらない「ジェンダーフリー」のアパレルブランドを立ち上げていたので、私自身が環境に負荷をかけていることを知り、率直に「やばい!」と思いました。ファッションが大好きなのに、新しく洋服を買う気持ちにならなくなり、週に3日は同じ格好をしていました。インスタグラムのフォロワーから私服を掲載してほしいとリクエストされても、載せる洋服がありませんでした。

町中で議論、イギリスでの気づき

 ――ジェンダーフリーのブランドを立ち上げた理由は。

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 洋服くらいは性別にとらわれ…

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