トップランナー岩出が支援募集 プロ活動の開拓者めざす

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堀川貴弘
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 東京五輪出場の夢に破れた女子マラソン岩出玲亜(れいあ)(26)が今秋から、新たな道を歩み始めた。所属していたドーム社との契約が満了となり、現在、スポンサーを募集中。当面の合宿資金をクラウドファンディングで集めている。練習を重ねて一線級で走り続けるとともに、次世代の選手に向けてできることはないか模索している。

 岩出は昨年9月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で完走者中最下位の9位だった。東京五輪代表の残り1枠を争った今年3月の名古屋ウィメンズも9位に終わり、代表の座を逃した。今年の8月末には所属していたドームを離れた。

 「ドームとは、もともと東京五輪まで、という話でしたので円満退社です。名古屋ウィメンズが終わって引退を考えたのですが、やめた後にやることが何も思いつかなかった」

 旅に出て将来を考えたが、やはり走っていた。「自分って走るのが好きなんだな」。そうしているうちに新型コロナウイルスの感染が拡大した。SNSを通じて、試合がなくなった学生選手の悩みなどを聞いているうちに「中高生選手の未来を支えたい。そのためにはトップ選手でいて発言力を持っていないといけない」と、現役続行を決めた、という。

 「目指すところは日の丸をつけて世界大会を走ることです」

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