仲良し女性がコロナで分断 「どこの誰や」緊張の町で

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野田佑介
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 「そばに行ったら、すっと逃げられた」

 能登半島の玄関口に位置する石川県宝達志水町。人口1万2千人の小さな町で4月、住民の男性は、同じ地区に住む高齢女性から電話で相談を受けた。女性は新型コロナの感染者だが、回復したのに住民から避けられていると嘆いていた。

 同じ頃、この男性は別の高齢女性から全く逆の相談を受ける。「あの人を外に出さないでほしい」。あの人とは最初の電話の女性。2人はコロナ前は仲が良かった。男性は地域の分断を肌で感じた。

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 町と隣接するかほく市では4…

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