紀平梨花の側転「ツルツル、苦戦」成功の秘訣、一問一答

有料記事

[PR]

 フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野市のビッグハットで女子ショートプログラム(SP)があり、2連覇をめざす紀平梨花トヨタ自動車)は冒頭のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを決めるなど、79・34点で首位発進した。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、10月のグランプリシリーズのフランス杯が中止になり、今季初戦となった紀平。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は高さと幅のあるジャンプだった。フリップ―トーループの2連続3回転は2本目の着氷がやや乱れたが、続く3回転ルッツは両手を挙げる難しい姿勢でジャンプを成功。片手での側転も決めた。技術点は44・14点、演技構成点は35・20点だった。

 演技後の報道陣との主なやりとりは次の通り。

 ――演技を振り返って。

 「一応、とりあえずジャンプは立ったなという風に思っていて、そこがホッとしているところと、80点は超えたいと思っていたので、ちょっとそこは残念なんですけど。次の試合では、ショート(プログラム)のステップをもっともっと、見せ場にできたらなと思いました」

 ――課題だと思う点は。

 「やはり6分間(練習)と演技の間に時間もありますし、そこで難しいジャンプとかは感覚が薄れてしまうんじゃないかなと思うので、それも、しっかり考え直して、感覚を無くさないようにしなきゃいけないなって思いました。4回転サルコーも注目して頂いていると思うので、そこも明日の練習で調整して、感覚が良ければ挑戦したいと思ってます」

 ――(フリーの)4回転サルコーはなるべく成功させておきたいか。

 「そうですね。やはりオフシーズンで頑張ってきたのは、4回転サルコーでもありますし、4回転のためにトレーニングもたくさん積んでできましたので。トレーニングの成果が出れば良いと思うので、できるだけ挑戦する形で、明日、明後日の練習も励もうと思ってます」

 ――片手の側転について。どういうやりとりが振付師の(ブノア・)リショーさんとあったのか。

ここから続き

 「まず初めに、全然振り付け…

この記事は有料記事です。残り1182文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

フィギュアスケート特集

フィギュアスケート特集

グランプリファイナルの結果や、注目選手の最新情報はこちらから[もっと見る]