子ども乗せた自転車、停車中も気をつけて 事故の7割超

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兼田徳幸
【動画】幼児乗せ自転車の停車中の転倒事故が多いとして、消費者安全調査委員会が注意を呼びかけている=消費者安全調査委員会提供
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 暮らしに関わる重大事故の原因を調べる消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は25日、幼児乗せ自転車の事故について報告書をまとめ、公表した。事故情報の分析から、特に停車中の場面でふとしたきっかけでバランスを崩す転倒事故が多発していることが判明した。走行中を含めた転倒事故を防ぐ設計上の対策を検討するよう経済産業省に提言した。

 運転席の前後に幼児2人を乗せる「3人乗り」が解禁され、電動アシスト付き自転車の出力が引き上げられて約10年になることから、2018年11月に調査を始めた。

 東京消防庁の救急搬送データでは、自転車の単独事故で搬送された6歳未満の幼児は2011年以降の7年間で1443人。このうち詳細が確認できた1221人の事故の形態を調べたところ、停車中の転倒事故でけがをした幼児が896人と7割を超えた。

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