「頼って 休んで 文句言って」 子の自殺どう防ぐ?

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長富由希子
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 中高生や大学生ら未成年者の自殺が急増している。厚生労働省の統計では、今年1~11月の自殺者数は707人(暫定値)。未成年者の自殺が700人を超えるのは1998年以来で、専門家はコロナ禍による生活の激変などの影響を指摘する。生きづらさを感じている子どもたちへのメッセージや、親や教職員らにできることを、子どもの心理に詳しい2人に聞いた。長富由希子

 今年は多くの人々にとってとても負担感の強い年でした。みなさんの中には「友だちは元気そうなのに、どうして自分だけつらいんだろう」と思っている人もいるかもしれません。でも、あなたが弱いからでは決してありません。

 家庭や学校環境に恵まれた子もいれば、困難を抱えて頑張ってきた子もいる。ギリギリで頑張ってきた子どもたちが一斉休校で困難な状況からの逃げ場を失い、さらに追い詰められたのではないかと感じています。あなたが今とてもつらいということは、きっと長い間、すごくすごく頑張って、いろんなことを耐えたり我慢してきたりした証拠じゃないかなと思います。

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 子どもは守られるべき存在で…

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