安倍氏秘書の「悪質さ」指摘 「虚偽答弁につながった」

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 「桜を見る会」前日の夕食会をめぐる問題は、刑事事件としては秘書のみの罰金刑で決着をみた。立件に際して検察が考慮したのは、安倍晋三前首相の虚偽答弁だった。告発人は安倍氏の不起訴に納得せず、検察審査会への申し立ての検討も始めた。

 「不記載の額、供述態度、他の同種事案などを総合的に考慮して判断した」

 東京地検の山元裕史・次席検事は24日、配川(はいかわ)博之・公設第1秘書を正式裁判にはかけず、略式起訴を選択した理由を説明した。国会での安倍氏の虚偽答弁については「国会への影響、混乱について評価する立場にない」と述べるにとどめた。

 特捜部の捜査は、安倍氏や配川氏らを対象にした5月の刑事告発を受けてスタート。ホテルから提出を受けた明細書や領収書から、安倍氏側の費用負担を把握した。

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 ただ、首相を含めた国務大臣

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