「ロケットアタック」J3秋田は言葉の力で王者に挑む

有料記事

吉田純哉
[PR]

 「ロケットアタックだ」「魔物を入れるな」「魂際(たまぎわ)」……。サッカーJ3秋田の練習や試合では、そんな聞き慣れない言葉が飛び交う。今季から指揮を執る吉田謙監督(50)は印象に残る言葉「パワーワード」を駆使し、チームをリーグ優勝に導いた。27日の天皇杯準決勝では、J1王者の川崎に挑む。

 秋田は開幕から28試合目で、それまで無敗(20勝8分け)のままリーグ優勝とJ2初昇格を決めた。6試合を残しての優勝決定はJ3史上最速だった。吉田監督は「毎日、れんがを積み上げていたら、お城ができていた」と振り返る。

 耳をひく吉田語録が、快進撃の一因だ。

「バカにされるくらい」の言葉を選ぶ

「ロケットアタック」は守備の戦術で使われます。ベテランの1人は当初「サッカー用語ではなく、なんだそれ」と頭に疑問符が浮かんだと言います。ただ、吉田監督が独特の言葉を選ぶのには、確固たる理由があります

ここから続き

 「ロケットアタック」は守備…

この記事は有料記事です。残り624文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら