8カ月ぶり感染者、ざわつく台湾 契機となった男性解雇

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台北=石田耕一郎
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 台湾で253日ぶりに新型コロナウイルスの域内感染者が確認された。蔡英文(ツァイインウェン)総統は23日、「情報を公開するとともに警戒を高める。ただ、過度に恐れないで欲しい」と述べた。一方、域内感染につながった60代の男性パイロットについて、勤務先の航空会社は同日、重大な法律違反があったとして解雇した。

 当局の発表によると、域内感染者は男性の知人の30代女性で、22日に感染が確認された。男性は外国籍で、直前に米国と台湾を往復しており、20日に感染がわかった。7~12日に女性と接触していたという。

 男性は当局の聞き取りに、女性との接触や台湾滞在中の訪問先を説明せず、警察が捜査で割り出した。元警政署長(警察庁長官)の侯友宜・新北市長は朝日新聞などの取材に「台湾には防犯カメラが多く、追跡は難しくない」と語った。

2人の関係や勤務先…大きく報道

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 当局は域内感染を受け、男性…

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