第一生命、新たに社員3人の不正取得が発覚 6千万円超

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山下裕志 寺西和男
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 第一生命保険は22日、元社員(89)が顧客24人から計19億円超をだましとった問題に加え、福岡県神奈川県などで別の社員3人による金銭の不正取得事案が見つかったと発表した。新たな被害額は約6600万円に及び、3人はいずれも懲戒解雇にした。さらにほかの不正がないかを今後総点検する方針だ。

 新たに見つかった不正はいずれも11月に顧客の申し出などで発覚した。第一生命によると、福岡総合支社の30代の営業職女性は2019年4~8月、3人から約865万円を不正に取得。「金銭的な優遇制度がある」との趣旨の虚偽の話を持ちかけ、契約者貸し付けや解約などで顧客へ振り込まれた現金を不正に得ていた。

 また、横浜総合支社の60代の営業職女性が今年1~10月、4人から約503万円を不正取得。同社の契約サービス部の50代内勤女性は14年12月~今年5月、事務手続きをごまかすなどして、計5230万円を不正取得したという。

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