難病の子に夢叶える「家」 こどもホスピスの軌跡一冊に

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田中祐也
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 大阪市鶴見区のこども向けホスピス「TSURUMIこどもホスピス」が来春、開設から5年を迎えます。医療機関を併設しない全国初の民間施設は、重い病気のこどもたちが通所して一時利用する「第二の家」をめざしています。構想から開所までの軌跡、その後の奮闘や労苦をまとめたノンフィクション本が刊行されました。こどもの願いを守ろうと闘った人たちの記録です。田中祐也

 書籍は「こどもホスピスの奇跡―短い人生の『最期』をつくる―」(新潮社、税込み1705円)。著者は作家の石井光太さん(43)だ。

 プロローグでは、TSURUMIこどもホスピスが2016年4月に開所した時の場面にふれている。出席した中学2年の女の子が登場する。

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 3歳で脳腫瘍(のうしゅよう…

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