EVや脱炭素追い風、10兆円企業に 日本電産・関社長

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聞き手・西尾邦明
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 地球温暖化対策でガソリン車への規制が各国で強まるなか、電気自動車(EV)に注目が集まっている。EVに力を入れる日産自動車のナンバー3から、モーター大手の日本電産に移って約1年となる関潤社長に車載事業の足元の状況や今後のEV向けの戦略などについて聞いた。

 ――車載向け事業の現状をどう見ますか。

 「4月には8割減にまで落ちこんだが、足元では前年並みにまで回復している。特に中国は前年比2割増。2年半後に出荷する受注も欧州や中国で想定以上になっている。ガソリン車に対する規制が強まっているからだ。普及の妨げだった電池の価格は安くなっている。EVがガソリン車より安くなり、2025年を分水嶺(ぶんすいれい)として、一気に売れ始めるだろう」

 ――EVの進化は早いようです。

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 「永守(重信会長)が言うよ…

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