洛南、失速から1年 「12年ぶり」に笑顔 高校駅伝
大坂尚子
(20日、全国高校駅伝男子)
洛南(京都)が2時間2分7秒で3位に入った。2008年に大迫傑(現・ナイキ)を擁して優勝した佐久長聖(長野)が記録した、日本人選手だけの高校記録を11秒更新する快挙だ。
序盤から安定していた。1区で若林宏樹(3年)が3位につけると、留学生が多い3区では佐藤圭汰(2年)が、日本人トップの区間5位の快走で2位に押し上げた。4~6区も区間1桁の順位で3位以内をキープして、アンカーの溜池一太(2年)へつないだ。
「ここまで上位で(自分に)来ると思っていなかった。楽しめたけど、落としたらどうしようって気持ちもあった」と溜池。最後のトラックで後続に追い上げられたが「ラスト100メートルはフォームがめちゃくちゃでもいい」と無我夢中で走った。
4位倉敷(岡山)とはわずか1秒差でゴール。「全員駅伝ができた」と喜んだ。出迎えたチームメートにも笑顔が広がった。
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