優勝の世羅、コロナ禍で成長「夢みたい」 高校駅伝女子

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山口裕起
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 (20日、全国高校駅伝女子)

 人さし指を突き上げて、笑顔で――。女子の世羅のケニア人留学生テレシア・ムッソーニ(3年)はゴール後、仲間に向かって照れくさそうに笑った。「このポーズをしたかったので、めっちゃうれしい」

 アンカー勝負となった最終5区。先に先頭に立ったのは優勝候補の神村学園だった。ケニア人留学生シンシアが序盤から飛ばし、早々と4人を抜いてトップに。このまま行くかと思われたが、待ったをかけたのがムッソーニだ。

 先頭と42秒差の8位でたすきを受けると、遠くから猛追が始まる。次々に追い抜き、ついに中間点付近で神村学園をとらえた。「調子がすごくよくて、気持ちよかった」。先頭に立ってもスピードは緩まない。12年ぶりに区間記録を塗り替えた。

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 コロナ禍による休校期間中は…

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