廃館危機からフォロワー20万人まで 桂浜水族館の軌跡

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今林弘
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 ツイッターのフォロワーが20万人を超える「ハマスイ」こと桂浜水族館(高知市浦戸)。坂本龍馬像で有名な桂浜にひっそりとたたずむ外観は、昭和の香りがぷんぷん。だが、飼育員の大半が退職するという危機を乗り越え、コロナ禍でもファンを増やしている。来年は創立90周年。館長の秋沢志名さん(48)に経営の紆余(うよ)曲折を聞いた。

 ――ツイッターが話題です

 始めたのは4年前。今春7万人となり、新型コロナウイルスの影響で休館した4月からの約1カ月間で一気に15万人に。ツイッターは水族館のマスコットキャラクターの「おとどちゃん」がつぶやいています。

 水族館の入り口の桂浜の砂浜で、飼育員が元気にジャンプしたり、コツメカワウソやアシカなどと楽しく触れ合ったり、そんな日常を伝えています。来客ゼロの時は「営業しています! 営業してるのに無観客!」とちょっと自虐的な内容も。

 ――発信する際に心掛けているのは

 担当者には「飼育する生き物…

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