「恋人の聖地」ハートで復活 伊予灘SA

亀岡龍太
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 恋人たちが南京錠を取り付ける専用フェンスがあった松山自動車道上り線伊予灘サービスエリア(SA)=愛媛県伊予市宮下=のデートスポットが19日、ハート形モニュメントを新設して1年半ぶりに復活した。フェンスは南京錠に込めた愛の重さで倒壊の危険が生じ、昨年6月に撤去していた。

 モニュメントは高さ、幅各約3メートル。シロタエギクとビオラの花で飾られたハート形の内側から松山市中心部が一望できる。足元には錠を溶かした材料で再生したプレートを埋め込んだ。

 伊予灘SAでは恋人たちがいつからかフェンスに錠を付け、NPO法人「地域活性化支援センター」が2008年春、高速道路初の「恋人の聖地」に認定。西日本高速道路も恋人や若者向けに上下線の同SAで専用フェンスを延長したが、フェンスは約10年で計約7千個の錠で覆われ、計約840キロの重さになった。

 この日はモニュメントの除幕式があった。西日本高速道路四国支社の担当者は「フェンスは愛の重さに耐えきれず、モニュメントに再生させた。家族やカップルらにまた来てほしい」。(亀岡龍太)

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