3歳の息子がコロナ太り1キロ 成長、外遊びどうすれば

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金島淑華 後藤太輔 編集委員・中小路徹 木村健一
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 外で思い切り体を動かし、友達と楽しく遊ぶことは、子どもの心や体の健康や成長のために大切です。新型コロナウイルスの第3波の感染が拡大する中で、どんなことに気をつければいいのでしょうか。春に緊急事態制限が出された時とその後の経験から、悩んだことや気づいたことを子どもたちや専門家に聞き、2回にわたって紹介します。

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子育て中の記者は:保育園行けず 太った息子

 息子(3)は緊急事態宣言中に1キロ近く体重が増えました。保育園から登園自粛要請が出て、家から出ない日も。「コロナ太り」でした。

 巣ごもりによるストレスなのか、言うことも聞かなくなりました。外でつないだ手を振り払う。「まだ帰らない」と泣いて暴れる。息子に対する私の怒りの「沸点」も日に日に低くなっていく。悪循環でした。幼児を育てる周囲の母親たちからは、子が体力を持て余して就寝時間が遅くなり、生活のリズムが崩れたという話をいくつも聞きました。

 6月に保育園に通えるようになって、息子の体重は落ちました。毎日の散歩は大人の足で10~15分ほどかかる公園へ。ただし、感染予防のため遊具には触れない決まりで、鬼ごっこや草木を使ってままごとをしているそうです。

 泥遊びや火おこしなどを楽しめる「プレーパーク」や児童館、子育てひろばは今も人数、時間の制限や飲食禁止のところが数多くあります。遊び場がコロナ前にすっかり戻ったとは言えません。

 全国の感染者数が過去最多を更新していますが、外遊びは思う存分にさせてあげたい。コロナ太りしていた息子の顔とあの頃の我が家の荒れ具合を思い返し、考えています。金島淑華

子育て中の記者は:人と触れ合えず 成長心配

 緊急事態宣言が出た今春、5歳の長男、3歳の長女と公園で遊んでいると、行政職員にこう言われました。「密集しないで」「長くいないで」。公園にいることを非難する近隣の声も耳に入り、私は公園の周囲を歩く人や、取り囲む民家からの視線が気になりました。

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 こだわりが強い長男は、ささ…

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