沖縄県宜野湾市で2017年、保育園の屋根の上で見つかった米軍ヘリの部品について、県警は18日、落下の再現実験の結果、「落下物と特定できなかったが、その可能性を否定するものでもない」との見解をまとめ、発表した。米軍以外の関与も確認できなかったとして原因究明に至らないまま、捜査を終了した。
プラスチック製の円筒型の部品(直径7・5センチ、長さ9・5センチ、重さ213グラム)は17年12月、米軍普天間飛行場の北東約300メートルにある緑ケ丘保育園のトタン屋根の上で見つかり、直後に米軍が大型ヘリCH53Eのものと認めた。しかし米軍は、機体の部品はすべてそろっているとして飛行中の落下は否定した。
県警は、部品発見の時間帯に付近上空200メートルを米軍ヘリが飛行していたことを、騒音調査の画像で確認。同型部品を落下させる再現実験をして破損状況を調べたが、原因特定には至らなかった。
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米軍関連の事故では日米地位…
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