吉沢亮 若手きっての理論派が振り返った「美しい時間」

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編集委員・石飛徳樹
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 2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主演にばってきされて勢いに乗る吉沢亮。大河に先立ち、主演映画「AWAKE(アウェイク)」が12月25日から公開される。若手俳優きっての理論派が演じるのは、棋士になる夢を諦め、強力な将棋AI(人工知能)を開発したエンジニアだ。

 「セリフの少ない映画なので、前半は表情とかしぐさとかで、割と分かりやすく説明的に演じました。そして後半は逆に、見ている観客によって、いろいろに取れるようにした方が面白いなと考えていました」

 清田英一はかつては棋士養成機関の奨励会に属していたが、20歳で退会した挫折経験を持つ。奨励会時代のライバルで、棋士になった浅川陸(若葉竜也)が「将棋電王戦」で、清田の開発したAI「AWAKE」と対戦することになる。

 「この男から将棋を取ったら何も残らない。そんな雰囲気を出そうと思って、動作や表情を少しオーバーにしたり、体重を増やしたりしました。これがリアルな棋士か、というとちょっと違うかもしれないけど。清田の少年時代を演じた子役が素晴らしかったので、彼と一緒に作り上げたという面もありました」

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■監督から「そこは吉沢さんに…

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