「望まれぬ子」乳児遺体を冷蔵庫に遺棄 母親を起訴

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黒田早織 宮脇稜平 吉岡資 山口啓太
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 埼玉県川口市の自宅マンションの冷蔵庫に乳児の遺体を遺棄したとして先月、中国籍の男女が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、さいたま地検は17日、母親の無職アイコリ・アリム容疑者(27)を死体遺棄の罪で起訴し、発表した。同居の内縁の夫(25)は不起訴とした。理由は明らかにしていない。捜査関係者によると、アイコリ容疑者は当初の調べに「望まれぬ子だった」などと述べたという。

 起訴状などによると、アイコリ容疑者は7月31日~11月26日の間、川口市領家3丁目の自宅マンションの冷蔵庫内に乳児の遺体を遺棄したとされる。アイコリ容疑者は7月15日に市内の病院で男児を出産。遺体はこの男児で、内縁の夫との間の子だという。(黒田早織、宮脇稜平)

市の安否確認に、別の子の写真を提出

 捜査関係者などによると、アイコリ容疑者はこれまでの県警の聴取に「子どもに布をかけて放置していた。遺体を収納スペースに入れていたが、冷蔵庫に移した」などと供述。内縁の夫は「妊娠していたことは知っていたが、その後のことは知らない」などと話したという。

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 アイコリ容疑者は6年前に日…

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