プロ野球・阪神を今季限りで自由契約になり、オリックスに加入する能見篤史投手(41)が18日、入団会見した。オリックスが能見をコーチ兼任選手として獲得したのはなぜか。記者会見での言葉や関係者への取材から探った。
能見は「戦力外になったところを、拾ってもらったことに一番感謝したい」と語った。兵庫県出身。入団の決め手の一つとして「(居住)環境が変わらないので家族が喜んでくれた」と同じ関西の中での移籍であることを挙げた。2004年秋のドラフト自由枠で、社会人の大阪ガスから阪神に入団。12年には最多奪三振のタイトルを獲得した。通算443試合に登板し、104勝93敗、防御率3・34。
オリックスが41歳という年齢の能見の獲得に踏み切った理由は二つある。
一つは、救援陣に左腕が手薄というチーム事情に合致したから。今季は29歳の左腕、山田修義投手が主にその役割を担ったが、続く投手をなかなか固められなかった。40歳を超えても150キロ近い真っすぐを投げられる能見の力はオリックスにとって貴重だ。
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能見自身は「与えてもらった…
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