母親になったイッちゃん 「クククククク」に飼育員喜ぶ
安井健悟
【動画】ホッキョクグマが2頭の赤ちゃんを出産=天王寺動物園提供
天王寺動物園の人気者、ホッキョクグマのゴーゴ(オス16歳)とイッちゃん(メス7歳)のカップルに11月25日、双子の赤ちゃんが生まれた。ホッキョクグマの出産は全国でも珍しく、同園では6年ぶり。快挙の陰には、2頭を見守り続けた飼育員の奮闘と深い愛情があった。
ホッキョクグマを担当する飼育員の油家(あぶらや)謙二さん(47)は入園27年目のベテランだ。30分に1度は獣舎に足を運び、ゴーゴたちを観察する。他の動物を担当する時につらくならないためにも感情移入しないようにしているが、「やっぱり可愛いです」と笑う。
ゴーゴは2006年、イッちゃんは15年にロシアの動物園からやってきた。いずれも「551の豚まん」で知られる蓬莱(ほうらい)(大阪市)が寄贈した。名前を合わせると「551」になる。
3年前から2頭を担当する油家さんは、ゴーゴが来た1年目も担当。「やんちゃだけど利発なんです」と目を細める。一方のイッちゃんはおっとりとした性格で、近づくと目で追ってきて、甘えたしぐさを見せることも。「穏やかな性格のまま育った」とみる。
ある日「ファファファファ」の鳴き声
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注意したのは2頭の精神状態…
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