冬の味、ブリと大根鍋にして「待つだけ」でおいしくなる

有料記事ごはんラボ

編集委員・長沢美津子
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ごはんラボ 塩ブリ大根鍋

 伝統的な和食を、より身近に楽しむのが今回からのテーマ。決まり事とされるものを見直して、いま作りたい、食べたいメニューを4回で届けます。

 まずは鍋もの。うまみたっぷりのだしは、素材を鍋に入れ、火にかけて待つだけ。持ち味を出し合ってくれます。冬の味覚の王道・ブリと大根の組み合わせで実感してください。しょうゆ味のすっきりしたつゆは、昆布とシイタケをうまみの援軍に、薬味のショウガは太く切ってバランスを取ります。

 「塩ブリ」と名付けた通り、ブリの身とあらは、塩をして使います。ただし保存食の塩ブリとは違い、魚の風味や食感をアップさせるのが目的です。

 相棒の大根は、かみしめるのにちょうどいい厚さ1cmに切りました。卓上で食べ進むうちに味が染みていきます。

 もう一品、同じ塩ブリを焼いて大根との炊き込みご飯にします。ブリの脂の強さを大根がさっぱりさせて、食がすすみます。(編集委員・長沢美津子

塩ブリ大根鍋

材料(4人前) 料理監修:林亮平さん(日本料理・てのしま)

□ ブリ(切り身やあらなど) 700g

□ 塩 大さじ1弱(ブリの重さの2%)

□ 大根 600g

□ 干しシイタケ 4枚

□ 昆布 10cm角1枚

□ ショウガ 2片

□ 酒 大さじ5

□ みりん 大さじ2

□ しょうゆ 大さじ4

作り方

①鍋に水1リットルを入れて昆布、干しシイタケをできれば2時間以上漬けておく。

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②ブリのあらと身を4~5cm…

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