学校の「飼い犬」スーには、立派なお仕事があるんです
高井里佳子
スクールドッグ(学校犬)と呼ばれる犬が、京都市のある中学校にいる。生徒になでられ、話しかけられ、散歩やトイレの世話もしてもらう。学校にいる「ただの飼い犬」ではなく、全国でも珍しい役割を担っている。
「会いたかったよ」「どうしてこんなにかわいいの」。同志社中学校(京都市左京区)の生活指導室は、10分間ある授業の合間になると、生徒たちでにぎわう。
輪の真ん中で尻尾を振るのは4歳の雌のスー。ゴールデンレトリバーとラブラドルレトリバーの雑種だ。白くふさふさの背に顔をうずめ、生徒らは表情をほころばせた。
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スーの役割は、平日の朝から…
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