【朝日新聞ポッドキャスト】コロナ専門病院 なぜ退職者相次ぐ
新型コロナウイルス感染者の急増で、医療体制が逼迫(ひっぱく)している大阪府。全国初のコロナ専門病院となった大阪市立十三市民病院(同市淀川区)では、医師や看護師が相次いで退職し、現場からは「さらに職員が減ればもたない」「可能なら、コロナ専門病院を外して欲しい」という切実な声が出ています。専門病院で何があったのでしょうか。
11月12日に、十三市民病院の中に入って取材をした大阪社会部の山中由睦記者に話を聞きました。朝日新聞ポッドキャストでお聞きください。主な内容は以下の通りです。
・相次ぐ看護師や医師の退職で病院がピンチ
・離職防止で外来を再開
・他病院から看護師や医師の派遣を受けるも、今後の離職が不安
有料会員の方は
音声の主な内容をテキストでも確認していただけます(音声の内容をそのまま書き起こしたものではありません)
Q:全国で初めて新型コロナの専門病院となった十三市民病院が、大変な状況になっているようですね。
山中:十三市民病院は、重症となる一歩手前の中等症のコロナ患者を一手に引き受けることを行政から求められたコロナ専門病院です。しかし、看護師や医師が相次いで退職。深刻な人手不足に陥ってしまいました。患者には高齢者が多く、食事や排泄(はいせつ)などにも手間がかかっています。
計画では90床の受け入れが…
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