新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた今季のプロ野球をめぐり、12球団の社長らが朝日新聞の取材に応じた。オリックスの湊(みなと)通夫球団社長兼オーナー代行が、インタビュー取材で今季を振り返った。
――6月19日の開幕戦を迎えるにあたって、大変だったことはありますか。
「そもそも野球を開催できるかどうかが一番大変でした。誰も経験したことがないので、予想がつきませんでした」
「キャンプが終わる2月末は、まだ対岸の火事という感じで、野球が開催されないという雰囲気ではありませんでした。ところが3月に入って一気に変わってきました。バタバタバタバタするなかで、さすがに20日開幕は難しいと。延期が決まってからは、いつ始めるかが一番難しかったところです」
「さらに、緊急事態宣言が出るという抜き差しならない状況のなか開催にこぎつけるには、まずは選手の安全を優先し、お客様には画面での観戦で我慢していただくしかないのかなと。それから選手の安全をどう担保するのかという流れになりました」
――当初は無観客で試合を実施。観客を入れるにあたって準備の苦労はありましたか。
「社会状況に応じて徐々に整…
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