阿部―丸山の激闘の裏で見えた、柔道創始国の残念な現実

有料記事

竹園隆浩
[PR]

 13日の東京五輪男子66キロ級代表内定決定戦は、最高峰の技と精神力を持つ阿部一二三丸山城志郎の激闘で、柔道の妙味を堪能できる一戦となった。勝った阿部、敗れた丸山からも代表を担う誇りを感じた。

 新型コロナウイルスの影響で異例の「ワンマッチ」となったが、この試合は実はもう一つ、歴史的な出来事があった。日本代表を争う試合で初めてカラー柔道着が採用されたことだ。

 国際大会でおなじみのカラー柔道着は、国内では学生の全国大会で使っている程度で、五輪、世界選手権の代表を決める試合では採用してこなかった。だが、今後は無差別の男女全日本選手権を除き、使用する方針に変わった。

ここから続き

 カラー化を提案したのは19…

この記事は有料記事です。残り575文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら