病院敷地内に連続置き去り、死亡の謎 いったい何が?

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 激しい暴行を受けた男性が病院敷地内に置き去りにされ、その後に死亡――。そんな事件が今月、横浜市群馬県太田市で2日連続で起きた。被害者はいずれも暴力団関係者。神奈川・群馬両県警は、稲川会と住吉会の傘下組織間の対立が背景にあるとみている。誰が、なぜ病院前に置き去りにしたのか。両県警は捜査を進めるとともに、抗争につながらないよう警戒している。

 「病院の前で人が倒れている」。5日午後11時25分ごろ、横浜市港北区の病院から110番通報があった。神奈川県警によると、倒れていたのは住吉会傘下の東京都新宿区の暴力団組員の男性(26)。上半身には数カ所に刺し傷があり、全身に数十カ所の打撲の痕があった。

 約11時間後の6日午前10時20分ごろには、群馬県太田市の病院前で稲川会系暴力団組員の男性(46)が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。胸の骨が折れるなど全身に打撲の痕があった。

 2人はいずれも、別の場所で暴行を受け、病院まで運ばれてきたとみられている。

 約80キロ離れた場所で起きた二つの事件。両者を結びつける前兆が、5日未明に神奈川県内で起きていた。

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 「複数人がもめている」…

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