2度の性暴力、会社でセクハラ…被害者自らが演じる舞台
塩入彩
性差別や偏見に満ちた周囲の反応、繰り返される二次被害――。性暴力被害の当事者たちが、自分や仲間が直面した現実について語る創作劇を18、19日にオンラインで上演する。作品で重視したのは、当事者たちが何に傷つき、どう過去と決別したのか。社会の性暴力への認識を変え、被害者が新たな一歩を踏み出す力になれば、との願いが作品に込められている。
劇名は「パサレラ 小夜鳴き鳥の声がする」。演劇ワークショップなどを続けてきた俳優の竹森茂子さん(74)らが今年1月に結成した演劇集団「DAYA」が演じる。竹森さん自身、小5で教育実習中の大学生から、高3で顔見知りの男から性暴力を受けた。
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竹森さんは長年、被害のこと…
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