登板なしの佐々木朗「思い通りのこと少ない」 一問一答

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構成・室田賢
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 ドラフト1位ルーキー、ロッテの佐々木朗希投手(岩手・大船渡高)が14日、ゾゾマリンスタジアムで契約交渉を行い、現状維持の年俸1600万円(金額は推定)で更改した。今季は体作りを優先して、2軍も含めて、1度も実戦登板がない異例のシーズンだった。記者会見での主な一問一答は次の通り。

 ――球団とはどのような話を。

 「今年1年と来年に向けての話をしました」

 ――今年については。

 「来年に向けて体作りを中心にやった。1軍にも同行させてもらったので、それで来年に生かせるように、と」

 ――注目を浴びた1年目を振り返って。

 「1年間通して毎日野球をするのも初めてだったので、すごく疲れもありましたし、その中で学ぶこともたくさんあったので、来年から試合で投げるにあたってすごく良い経験になったと思う」

 ――その中でも一番印象に残ったことは。

 「開幕戦とかは初めての公式戦だったので、チームの雰囲気も高まっていて、すごく勉強に刺激になりました」

 ――シーズン後半まで1軍に同行して肌で感じたことは。

 「全体の流れだったり、試合前の先発投手の入り方だったり、1軍にいなきゃ、それは見られなかったので、すごく勉強になりましたし、初めて1軍で投げるときに生きるかなって思いました」

 ――プロに入って、どういう世界だと思いましたか。

 「毎日が大事な戦いですし、普段の生活からプロ意識を持ってやっているなと思いました」

 ――正直、たくさん注目されることについては。

 「大変ですけど、注目されているからこそ自分で発信できると思う。そういうところはすごく影響力があると思うので、自覚を持って発言、発信したいです」

 ――初めてのオフは、何を重点的に取り組みたいですか。

 「自分の体をコントロールしたりとか、自分の体も心もコントロールできるトレーニングを重点的にやりたい」

 ――来年はどういうシーズンにしたいですか。

 「まずは試合で投げて、その中で結果がついてくるように一生懸命頑張りたい」

 ――先輩たちは高卒2年目で1軍デビューしている選手も多い。1軍で投げたい気持ちは強いですか。

 「それはもちろんありますし、しっかり自分のタイミングで合わせていければ良いかなって思います」

 ――契約更改で1年を振り返ることについては、どうでしたか。

 「普段はお話しする機会がないので、期待されていることを感じたりとか、改めて頑張らないとなと思いました」

 ――体はこの1年でどれくらい大きくなったか。

 「僕はあまり思わないが、『大きくなったね』とか(言われる)。体重はキャンプのときと変わっていない。目に見える大きさだけじゃなくて、強さとかもあると思うので、それは試合で投げて実感すると思う」

 ――自分の動きが変わったという感覚は。

 「それはあまりない」

 ――6月の開幕前に練習で2度、打者を相手に投げたが、それから疲労もあって、しばらく投げない期間があった。その要因は。

 「体調的に疲労があったのと、後はフォームや細かいところを見つめ直したりとか。すごく投手は繊細だと思うので、そういうところを自分のものにしてからというのがあった」

 ――投球フォームはまだまだ調整する面が多かったですか。

 「それはいくつになっても変わらないと思う。フォームは毎年少しずつ変わったりしていくと思う。より良いものを得られるようにしたい」

 ――1年目に投げられなかったことはどう思っていますか。

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 「試合で投げてみたいという…

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