マイナンバーカード、免許証一体化前倒し 政府が工程表

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豊岡亮
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 政府は11日、マイナンバーカードの機能拡大などを盛り込んだ新たな工程表を取りまとめた。運転免許証との一体化は2025年3月までの実現をめざす。カードの利便性を高め、想定より遅れているカード交付を加速させたい考えだ。

 政府はこの日の関連会合で示した工程表で、今後5年分の目標を明記した。会合に出席した菅義偉首相は「必要なことは従来のやり方にこだわらず、変化に素早く対応するスピード感を持つことだ」と述べた。

 免許証とカードの一体化は当初の想定より2年ほど前倒しした。免許更新時の講習をネット上で受けられるようになり、警察署への住所変更の届け出が不要になりそうだ。カード機能がスマホに搭載されるのに合わせ、スマホとも一体化する「モバイル運転免許証」についても検討を進める。

 カード機能は23年3月までにスマホに搭載できるようにする。パスワードがなくても指や顔などの生体認証本人確認ができるようになる方向だ。

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